令和3年1月の地殻変動

発表日時:2021年2月8日(月)16時00分

全國の地殻変動概況

 別紙1~7は、國土地理院が全國に展開している電子基準點等のGNSS連続観測網(GEONET)の観測結果から求めた2020年12月下旬から2021年1月下旬までの1か月間の地殻変動を表したものです。東日本の広い範囲で、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震後の余効変動が見られます。
 火山周辺では、硫黃島において地殻変動が見られます。

トピックス

  • GNSS観測によると、2020年夏頃から紀伊半島西部?四國東部でそれまでの傾向とは異なる地殻変動を観測しています。この変動は、紀伊水道周辺のプレート境界深部における長期的ゆっくりすべりに起因するものと推定しています。(別紙8)
  • GNSS観測によると、2019年春頃から四國中部でそれまでの傾向とは異なる地殻変動を観測しています。この変動は、四國中部周辺のプレート境界深部における長期的ゆっくりすべりに起因するものと推定しています。(別紙9)
  • GNSS観測によると、2020年夏頃から九州北部及び九州南部でそれまでの傾向とは異なる地殻変動を観測しています。この変動は、日向灘北部及び日向灘南部のプレート境界深部における長期的ゆっくりすべりに起因するものと推定しています。(別紙10)
  • 草津白根山周辺では、顕著な地殻変動は観測されていません。(別紙11)
  • 淺間山周辺では、顕著な地殻変動は観測されていません。(別紙12)
  • 硫黃島では、「硫黃島1」及び「M硫黃島A」では隆起が、「硫黃島2」では南向きの変動が継続しています。(別紙13)
  • 西之島では、だいち2號によるSAR干渉解析結果によると、火砕丘の北西及び南西で衛星から遠ざかる変動が見られます。また、火砕丘の北東斜面及び南側で変動が見られます。(別紙14)
  • 霧島山周辺では、2020年11月頃から新燃岳を挾む一部の基線でわずかな伸びが見られていましたが、2021年1月上旬頃からは、顕著な地殻変動は観測されていません。(別紙15)
  • 桜島周辺では、鹿児島(錦江)灣を挾む「垂水」-「隼人」等の基線で2021年1月上旬頃から、わずかな伸びが見られます。桜島島內の基線の変動は2020年4月頃からほぼ停滯しています。(別紙16)
  • 薩摩硫黃島では、顕著な地殻変動は観測されていません。(別紙17)
  • 口永良部島では、2020年11月頃から「口永良部島」で見られていたわずかな隆起や、「枕崎」-「口永良部島」のわずかな縮みは2020年12月頃から停滯しています。 (別紙18)
  • 諏訪之瀬島では、顕著な地殻変動は観測されていません。(別紙19)

補足説明

  • 全國の1年間の地殻変動(2020年1月下旬から2021年1月下旬まで、別紙20)からは、以下のような傾向が見られます。
    • 東北から関東?中部までの広い範囲で、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震後の余効変動が見られます。
    • 硫黃島では、島內の地殻変動が見られます。
    • その他の地方では、プレート運動による定常的な地殻変動が見られます。

別紙一覧

問い合わせ先

國土交通省國土地理院
〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番
測地観測センター      地震調査官        和田 弘人    (029-864-4825)
測地観測センター      地殻監視課長       仲井 博之    (029-864-5971)
地理地殻活動研究センター  地理地殻活動総括研究官  黒石 裕樹    (029-864-2477)
                                  FAX 029-864-8381

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